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CKD株式会社
外国語への抵抗感や、苦手意識が軽減。
本当の意味での“ダイバーシティ企業”に
・小牧市
・省力、自動化機械の製造販売 他
従業員数 4,284名 (本社採用の外国籍社員数 32名) 2018年9月
海外拠点 中国、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、アメリカ、欧州など15の国と地域
コンポーネント本部 生産技術部
TRUONG THI MY DUC(グェン ビェト キエン)さん(左)
出身国:ベトナム 29歳 入社3年目
愛知県立大学大学院 情報科学研究科卒業
担当業務:加工現場の生産性改善、工程設計
Company message:企業のメッセージ
有能な外国人材を獲得するため
「自身の力を発揮できる」と感じる企業に。
営業本部 販売促進部
千 光玉(セン コウギョク)さん
出身国:中国 33歳 入社5年目
名古屋市立大学大学院 人間文化研究科卒業
担当業務:機器商品の販売促進ツールの制作など
Foreign Employee:外国籍社員
託児所や時短勤務。
働きやすい環境に恵まれ感謝
「外国人や女性でもしっかり活躍できる企業を探す中、魅力に感じられたのがCKDでした。仕事内容は学校で学んできた分野とは違っていたため、就職は自分にとってのチャレンジでしたが、入社後は仕事を任せてもらうことで自信がもて、さらにやる気も生まれました」こう話すのは、入社5年目の千光玉さん。
千さんは入社後に中国出身のご主人と結婚し出産、産休を経て現職に復帰。今は社内の託児所を利用し、子育てをしながら日々の仕事をこなしています。
「託児所の開設や時短勤務などの働きやすい環境に恵まれ感謝しています。仕事では、幅広い業務を経験しながら、家庭と両立していきたいと思います。日本で家も新築し、定住を決めているのでまだまだがんばらないと(笑)。留学生には、自分のやってみたいことを見つけたら、まずはチャレンジしてみること、と伝えたいですね」
グェン ビェト キエンさんは、日本製品への憧れから留学を決意。高校卒業後に東京の日本語学校へ2年通い、愛知県立大学へと進みました。
「愛知はものづくりが盛んな県だと知っており魅力的に感じていました。留学後に自国へ帰ることは考えていませんでした。せっかく日本の大学を卒業したので、日本の企業で働きたいという思いが強かったですね。
この会社は、説明会でのコミュニケーションの良さが印象に残っています。海外拠点が多かったのも魅力で、入社後は海外に駐在してCKDブランドを世界に広めるという夢ができました。留学生の中には、帰国か就職かを迷っている人も多いと思いますが、ぜひ、日本で就職してもらいたいと思います。日本の文化を理解して働くのは難しいところもありますが、それが大きな経験になりますし、帰国はいつでもできますから」
外国人留学生はもちろん、障がい者やシニア層などの採用、女性活躍の場の拡大など、だれもが働きやすい環境づくりを推進するCKD株式会社。2018年4月には本社敷地内に託児所「‘Ohana nursery school(オハナ ナーサリー スクール)」が開設され、子育てをしながら安心して働ける環境整備がさらに一歩前進しました。
「『この会社なら、自分がもつ力を発揮できるかもしれない』と感じていただける企業になれれば」と話すのは、人事部人材開発グループの岩佐有貴子さん。働きやすい環境を幅広くアピールすることで、より高度な人材の確保を目指しています。同社が外国人留学生の採用に注力しはじめたのは2011年ごろから。
「弊社は海外拠点も多く、現地採用のローカルスタッフはすでに多数在籍していましたが、さらにグローバルな展開を行うためには、本社にも多様な文化や価値観を取り入れ、意識改革を行うことが必要でした。留学生は語学力はもちろん、多角的な視点をもちコミュニケーション力を備えているのが魅力ですね。
採用に向けては、ホームページ上でのPR、インターンシップへの呼びかけや、留学生が対象の会社説明会や座談会を実施しています。座談会では、外国籍の先輩社員が体験談などを説明することで、入社希望者に弊社の企業風土や仕事内容をより深く理解してもらい、採用のミスマッチが起こらないようにもしています。
実際に、外国籍社員の在籍する部署では、外国語への抵抗感や苦手意識が薄れているとも感じられています。また、新たな発想への気づきなどもあり、こうしたことが会社全体のグローバル化につながるのではと期待しています」