SPECIAL INTERVIEW PICK UP!07

中部国際空港株式会社

開港から20年、世界と競える空港へ。
若手目線での採用は、留学生から好評

・常滑市
・空港の設置・管理
従業員数 284名 (本社採用の外国籍社員数 10名) 2018年8月
海外拠点 なし

総務部 広報グループ
Eulalia Llorens(ジョレンス エウラリア)さん
出身国:スペイン 26歳 入社1年目
名古屋大学大学院国際言語文化研究科卒業
担当業務:SNSなどによる海外への情報発信

Company message:企業のメッセージ

ワークライフバランスを熟慮した
働きやすさを、徹底してアピール

1998年の中部国際空港株式会社設立から20年。あらゆる企業から優れた人材を集結させスタートを切った同社ですが、現在では新卒で入社した社員が半数を超え、若手による情報発信が企業風土としても根付きました。その中で外国籍の社員は現在10名、2019年度はさらに5名が増員される予定です。
「世界中の方に喜んでいただける空港にするためにも、さまざまな国の考え方や文化を取り入れることは重要です。外国人留学生はまさに多角的な視点で物事を捉えられることや、日本の文化に積極的に溶け込も うとする姿勢が良いですね。弊社には、前例の踏襲にとどまらず新しい価値観やマインドを受け入れる環境があると思いますが、ここに外国人ならではの魅力が加わり、路線開設やそれに伴うマーケット拡大に向 けた良いサイクルが出来上がっていると感じます」こう話すのは、総務部人事グループの名倉諒人さん。
「採用にあたっては、留学生の多い大学で説明会を開催したり専門イベントへの出展を展開。このほか、福利厚生など働き方に敏感な留学生が多いため、ワークライフバランスへの取組などについて、工夫した説 明を行うようにしています。採用を担当するのは私たち若手社員。学生とマインドに距離が出ないようにして、できる限りコミュニケーションを図り、マンツーマンでのフォローにも心がけています。採用後は、それぞれがもつ強み・弱みのなかで、強みを1年目から発揮できるよう配属や育成を行うようにしています。
今後は採用実績のなかった国籍の方の採用も予定しています。2030年ごろには、現在の倍ほどの空港需要を見込んでいますが、そのころには第一線として外国籍の社員に働いてもらえるようにしていきたいですね」

営業推進本部 航空営業部 営業第1グループ
情報技術2課 マネージャー
Felix Hartanto(ハルタント フェリックス)さん
出身国:インドネシア 25歳 入社3年目
立命館アジア太平洋大学 国際経営学部卒業
担当業務:営業全般

Foreign Employee:外国籍社員

フレンドリーな面接で、
働く“仲間”を意識できた

コスプレが好きで、留学先の愛知県を知るきっかけも「世界コスプレサミット」だったというのは、ジョレンス エウラリアさん。「就活ではインターナショナルな雰囲気のある企業を希望していました。日本とほかの国の文化をつなげる仕事をしたいという夢ももっていました。この会社にはこれまで多くの外国人採用実績があったことや、面接時のフレンドリーな対応がとても魅力的に映りました。打ち解けて話しながら笑って面接できたことで、一緒に働ける仲間として感じることができました。今はまだ1年目ですが、世界に情報を発信するという責任のある仕事を任されることにうれしさを感じます。愛知を『あまり見るところがなくて…』と紹介する人がいますが、そんなことはありません!自然や歴史、観光地、魅力はた くさんあります。それらを自分ならではの視点で世界に広めたいですね」
中学生のころ自国で日本ブームがあり、それ以来日本に興味をもつようになったというハルタント フェリックスさん。空港への就職を希望する中で、中部国際空港株式会社を希望したのは、未来への可能性が高くやりがいがありそうだと感じたからだそう。
「自分の夢の一つに、セントレアと自国の直行便を実現させることがありますが、路線の拡大は文化や日々の生活に大きな影響を与えます。それはこの仕事の醍醐味だと思うし、仕事を通じて社会へ貢献できることも魅力です。
会社はとても自由な社風で、3年目の私でも発言は自由です。社長や幹部との距離が近いのもこの会社のポイント。また、上司に海外経験のある方が多いのでグローバルな視点で動けるというのも良いですね。航空営業という仕事の幅は広く、そのパズルはエンドレスだと思いますが、一つひとつ夢を実現させていきたいと思います」

取材後「2019年3月からセントレア~ジャカルタ便新規就航」の発表がありました。

SPECIAL INTERVIEW PICK UP!